« バーゲン! | トップページ | 日々成長 »

シュタイナーの託児所

昨年4月から通っているKid's Campというプリスクールですが、ここへきてやめさせようかと思っています。このプリスクールは昨年秋から生徒数が増え、日によっては30人を越える大所帯。また、ここは、ドイツ語と英語のバイリンガルであるということを掲げていますが、生徒達の母国語は英語だったり、スペイン語だったりとまちまちで、例えばドイツ語の日である金曜日も色々な言語が飛び交っています。よく言えば、活気あふれるインターナショナルな雰囲気なのですが、Nにはちょっと合わないのかなぁ、、、と。今は英語はともかく、日本語とドイツ語の二言語にフォーカスさせようと夫とも話し合いをしたところでした。 

N自身も、先生にはかなり懐いていましたが、友達と一緒に遊ぶ姿もあまり見られず、どの言語を使っていいのか混乱しているようでもありました。そんな環境でも、いずれは慣れてくれて、様々な言語があることを身をもって知ることも貴重な体験になるのではと思っていましたが、言葉(主に日本語)を介しての遊びが出来るようになってからは余計にプリスクールは楽しい場ではなくなってしまったようです。年明けにプリスクールに連れていったときは、大変愚図り、しばらく付き添って様子をみるようにしていましたが、やはり心から楽しんではいない様子。泣きはしないものの、無理をしているのか、家に帰ってから、わがままが増えました。  

また、3ヶ月前からドイツ語の曜日変更を依頼していましたが、満員であることを理由に、その都度事務局にやんわりと断られる状況が続いていました。忙しくて手一杯な印象を受けたこともあって、思い切って託児所を変更することに踏み切りました。  

異なる言語が飛び交う集団生活に緊張や我慢を続けてきたのかなぁと思うと、Nが少し不憫にも思えますが、身についたこともあるだろうと信じつつ、次なる託児所探しには慎重になろうと思っています。  

20080114_1 まずは第一弾として、見学・慣らし保育をしたのはこちら。シュタイナーのキンダークリッペ(託児所)です。娘さんをそこに通わせていた友達から「気のいいドイツ人のおばちゃんがやってる託児所」とかなり前に薦めてもらっていたのです。実際足を運んでみると、なぜもっと早く見学に来なかったのかと思うほど、良い託児所でした。

シュタイナー教育について、なんとなく聞きかじっているのが、「自主性を育てる」「自分で考えさせる」「競争をさせない(競争とは、勝つことによって自分は他人より優れているのだというおごる気持ち、さらには人をさげすむ気持ちを植えつける。)」「点数や順序で評価しない(大人の身勝手な期待によって、子供の可能性をつぶしてしまう。)」などなど。シュタイナーの思想である、「子供は四気質に分類される」「人生は7年ごとに体を完成させていく」といった思想も、正直、??な感じ。。。  

つまり、私はシュタイナーのことをよく知らないのですが、なんとなく理想主義に傾いているようで、倦厭してしまっていたようです。実際、現実と乖離しすぎている思想に、シュタイナーの卒業生は現代の競争社会に適合していけるのだろうかと懐疑的な人も多いようですしね。  

20080114_2_2 でも、このクリッペに入ったとたんに、暖かくて、どこか懐かしいような、居心地のよい場所を見つけた気がしました。こういうフィーリング、直感って結構大事だったりするんですよね。少人数のグループで、こじんまりと静かに遊ぶのが好きなNにはきっとあうだろうな、というのが最初の印象。シュタイナーの学校ではなく、託児所のレベルであれば、思想云々について難しいことを考えずに良いのでは、といっきに路線変更。子供達は固定観念にとらわれない自由な芸術家。感性を育んでいけそうな場所に好感度大でした。

ラベンダーの香りがほのかに漂う入り口からさらに部屋に入ると、先生を囲んで、2~3歳の子供が3人、パン生地で思い思いの形作りを楽しんでいました。天気が良ければ外遊びもありますが、この日は羊毛で遊ぶ時間、自由時間、先生による人形劇の時間などを上手に組み合わせていました。先生の優しい雰囲気、綺麗なドイツ語、語りかける姿勢に、子供達もすーっと惹き込まれている様子。  

Nはもう一人の女の子とボールの投げっこをしたり、おいかけっこをする場面も見られましたが、とにかく、そこにある素朴な手作りの玩具や木製の玩具に夢中になっていたようです。普段から枝やまつぼっくり、石などの自然素材をいじくったり、何かに見立て遊ぶことが好きなN。こういったシンプルな自然素材だからこそ、想像力をかき立てるのでしょうか。遊び方がある程度決まってしまっている玩具より、応用範囲が広いのかもしれませんね。 

20080114_4 14:30~17:00の間、見学をすることにしていたのですが、すんなりと打ち解けたNを見ることが出来たので、一時間だけ買い物をするために、その場を離れました。その間、Nは泣かずに、おやつ(りんご・人参・パン・お茶)も沢山食べたそうです。 家に帰ってからも、「またクリッペに行こうねー。」などと話しているところを見ると、気に入ったのかな。  

Nの様子をもう少し見ながら、しばらく悩み続けることになりそうです。

|

« バーゲン! | トップページ | 日々成長 »

「育児」カテゴリの記事

コメント

その子に合うかどうか、大切ですよね。
そしてそれ親がわかってあげられることもすごいな、と思います。
ハルは幼稚園、相変わらず泣きながらバスに乗り、園ではどんなふうにすごしてるのかは先生からのお手紙でしかわかりませんが、
楽しそうに遊んでいるらしいです。
でも、帰って、バスから降りたらなんとなく
すねてるような表情。 これが毎日。
やっぱりまだ母親が恋しい、2歳。 毎日の6時間のお別れは寂しいのかな、、、
でも実際ハルが幼稚園行ってる間だいぶラクではあるのと、お友達といろんな刺激をしあうのもいいことだと思うものの、家でユウと一緒に過ごすのも今のうちだけだし、、と
毎日気持ちが揺れてます。

シュタイナー、私はよくは知りませんが、
今の日本の小学校など、同じように
運動会や日々の体育時間にも競争はさせても
順位はつけない、成績も数字の段階評価はしない、など似てるなーと思いました。
でも、個人的には順位をつけることの経験も必要な気がします。
社会にでたら必ずといっていいほど優劣がつけられますよね、、
そのときにポキッと折れちゃわないようなしっかりした芯をもった子に私が育ててあげられればいいのだけど、、、学校でそういう経験をさせてくれたらいいな、と正直思いました。
どんな教育方針があるにしても、芯は家庭にあるのだから親がしっかしなきゃ、って思いつつ、なかなか毎日試行錯誤ですねw

Nちゃんが気に入ってくれたのなら、よかったですねw
楽しんで行けるのが一番ですね☆

投稿: はるみみ | 2009年1月18日 (日) 15時43分

モンテッソーリの保育園はBaselにはないですか?これも個人に合う合わないがあり、担当してくれる先生によってもだいぶ園の雰囲気が変わってしまいますが、
「子ども一人ひとりの自主性を重んじて、その子の持てる能力を最大限に引き出す」、「子どものやる気が出てきた時に、大人はその力が伸びる手助けをする、無理強いは決してしない」、など、構想は素晴らしいです。
私が時々お手伝いに行っている幼稚園がモンテッソーリなのですが、子どもたちそれは落ち着いていて楽しそうですよ~。
シュタイナーの記事を読んで、こんなのもどうかな?と思ったので書いてみました♪

投稿: Mic | 2009年1月18日 (日) 20時21分

シュタイナーの教育法で子育てしたMさんが近所にいますが、それはそれは、個性的な子でした。ビデオを見せてもらって「なるほど」と納得したのを覚えています。そのビデオ、まだ持っているか訊いて見ましょ。ハルミミさんの仰るとおり、自分の子にあうかどうかと、見定めるあたり、すごいと思います。Nちゃんの、二つの言葉のことがあるので、その分、悩むことも多いでしょうが、楽しみも二つと、ポゼティブニネ。

投稿: rosemary | 2009年1月19日 (月) 02時10分

はるみみさん、やぱり心は揺れますよねー。育児には正しい答えがなくって、試行錯誤しながらやるしかないとはわかっていても、悩んじゃいます。今は先生の言葉を信じて、ハルちゃんがお友達と一緒に楽しく過ごしているんだー、と納得させるしかないのでしょうね。ハルちゃん、きっといい影響いっぱい受けていると思いますよ。だって、あれだけ色々と歌を覚えてきたんですものね~。

そうですね、競争はある程度は必要だと私も感じます。こちらでは、小学校に入ると、しっかり数字で評価され、落第もあるらしいです。(これを「同級生と一緒に進級できずに可哀相」と捉えるか、「その子に見合ったペースでの進級は良いこと」と捉えるかは様々ですが。)そんな「厳しい」学校生活にも立ち向かっていけるよう、やはり競争は必要なんだろうなぁって思います。前向きに切磋琢磨していくような競争だったら、プラスの影響の方が大きいですよね、きっと。

このシュタイナーの託児所の雰囲気はなんとなく娘とあうかなと思ったのですが、それもあくまでも個人的なフィーリングです。最初は、Nも目新しい玩具に惹かれて夢中で遊んでいたのかもしれませんが、これからが本番かもしれません。ここはいけるとしたら、水曜日の午後だけなので、友達とも親しくなれるのかも未知数ですし。。。

昨晩から義父が泊りがけで遊びに来ているのですが、(義母はインドで修行中!)義父を引き連れて、もう二箇所ほど、見学に行ってこようと思っています。

投稿: ハイジ | 2009年1月19日 (月) 14時20分

Micさん、ご参考意見、ありがとうございます!実は、モンテッソーリはとても気になっているんです。ZHの友達も息子さんをモンテッソーリの幼稚園に通わせていましたが、とても満足していました。今週金曜日は日本のモンテッソーリの幼稚園第一号で働いていらっしゃった方が遊びに来てくださるので、そのときにでもモンテッソーリについて色々と伺っちゃおうと思っています。

ちょっと調べたところ、嬉しいことにバーゼルにもあるみたいです。今週、見学に行こうと思っています。あとは先生や生徒達の構成、ロケーションなどの要素なども考慮しながら、決めるしかないのかな。Micさんの時々勤めていらっしゃる幼稚園がバーゼルにあったらなぁ、なんてふと思っちゃいました。

投稿: ハイジ | 2009年1月19日 (月) 14時21分

rosemaryさん、この託児所は今はご主人の転勤で日本に滞在中の友達のオススメだったんです。彼女の娘さんもここで楽しく遊んでいたみたいですし。口コミというか友達の意見はやはり重みがありますからね~。彼女は何回かNをベビーシッターしてくれたこともありますが、「Nにもきっとあうよ!」と太鼓判を押された通りでした。とは言え、あとはもう少し時間をかけて、数箇所見学してみて、夫とも相談した上で決めようと思っています。ちょうど義父も今週は滞在中なので、アドバイスをもらえそうです。

投稿: ハイジ | 2009年1月19日 (月) 14時22分

記事を拝読してよかったなぁと思ったのはNちゃんが楽しそうだったこと。まずはこれから先、その場所に通う本人が楽しくなければ、逆効果になる場合もありますから。後から気がつけば別ですが、Nちゃんはまだ2歳ですからね。ハイジさんの直感、大いによろしいのではないでしょうか。「暖かくて、どこか懐かしいような、居心地のよい場所」その中で「2~3歳の子供が3人、パン生地で思い思いの形作りを楽しんいる」光景は羨ましい教育環境です。ただ、週1の託児所に何を求めるかによっては物足りなくなりますか・・・。同年代の子どもたちとの交流を考えれば週3~4は必要でしょうから。また、就学をどう考えていくかも要素のひとつになるのでしょうか。他の候補園の訪問記、楽しみにしています♪

ところで、しゅんの通う幼稚園はモッテッソーリ教育の理念を導入しているところです。入園してからは行事に追われる時期もあり、「なんちゃって」感は否めませんが、毎日楽しそうに通い、幼稚園の話題を家庭でも話していることに安心しています。先生方の熱心さも大切な要素だったりしますねただ、児童数に対する教員数の少なさはあまりにも酷いものですが、これは横浜では他のどの園にも通じることのようです(^^;;。日本で最初のモンテッソーリ幼稚園も興味深いです。

投稿: グリンデル | 2009年1月19日 (月) 19時07分

グリンデルさん、こんにちは。ハルくん、しゅんくんのお具合はいかがでしょうか。

そうですね、子供は楽しみながら学んでいきますものね。先生の雰囲気も、大らかで、Nが懐いているジムの託児所の先生と似ていて、きっと合うんじゃないかなぁ、なんて思いました。人形劇のときの一人ひとりに語りかける様子は、少人数だからこそ出来ることでしょうし。就学を考えると、シュタイナーはどうかな、、という疑問は拭いきれませんが、もう一度、ここでお試し保育をしてこようと思っています。

今日は近くにあるモンテッソーリの託児所を見学してきます。しゅんくんの幼稚園の様子もまた拝見させていただきますね。

投稿: ハイジ | 2009年1月21日 (水) 12時48分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/252447/27244423

この記事へのトラックバック一覧です: シュタイナーの託児所:

« バーゲン! | トップページ | 日々成長 »