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荒れた一週間

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春はどこへいってしまったかと思われる肌寒い雨模様の日が続いています。先週はNが風邪をひいてしまい、鼻水と咳が出るので、幼稚園を休ませました。家にこもっていたのですが、Nと一緒に過ごす時間が長引けば、衝突もあるわけで。Nの我侭が増え、私の小言も増えました。

(私)「ぐずぐずしないでさっさと着替えなさい!」(N)「やっているってば!」と返されます。(私)「椅子の上に立ったら駄目って言っているでしょ。何回言ったら分かるの?」(N)「分かっているよーだ。ふーんだ!」とこんな調子。(私)「今は口笛を吹かないで。静かにしてくれる?」(N)「吹いていないよー。」と平気でウソをついたり。

本人だって注意ばかりされるのは嫌だろうし、よっぽどの事が無い限り多めに見てあげたいと思いつつも、叱る(いや、感情的になってしまっているので、「怒る」というべきか。。。)ときの沸点が徐々に低くなり、ちょっとした事でイライラ・ガミガミしてしまいました。Nはさらに荒れて、と悪のスパイラルです。

 

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ああ言えばこう言うで、にっちもさっちもいかないような時は、「Time Out」、すなわち距離・時間を置くことにしています。先日のTime Outのときのこと。自分の部屋にひきこもったNは、しばらくブツブツ文句を言っていたようですが、その後、「ひらがなはっけんマシーン」を持って出てきました。このマシーンには、ひらがなキーを押して録音する機能と、録音した文字を読み上げてくれる機能があるのですが、Nが「聞いてみて。」というので、マシーンを流すと、「マ、マ、お、こ、ら、な、い、で、ね、ね、な、お、み、は、ん、せ、い」とマシーンから流れる音声。小憎らしい時もあるけれど、いじらしい娘です。

まもなく四歳の娘にこれだけ振り回されていて、Nがティーネイジャーになる頃にはどれだけ悩まされることになるのだろう、と少々不安です。でも、まぁ、育児なんてそんなもの。親子ともども悪循環に陥る日もあれば、子供と一緒に心底笑いあったり幸せを実感する日もありますからね。まさに山あり谷ありです。

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ただ、最近、肝に銘じておかねばならないなぁと思うのが、子供を頭ごなしに怒って言うことをきかせようとしても、子供は傷つくだけだということ。子どもは恐怖心だけが植えつけられて、親の目を気にする子、自信のない子、怒られないようにレールの上だけを歩む子になってしまうかもしれません。そもそも、しつけの目的は子供のため。人間社会で共存していく上でのルールを教えることだと思っています。

Nは感受性が豊かで繊細な部分も持っているので、私がキツイ口調で本気で怒ると、困った言動を改め、親にとって都合のよい「良い子」になる(あるいは演じてくれる)と思います。でも、きっとそれは一時的で、自分の気持ちを無理やり押さえつけた結果の言動なので、また同じようなことが起きてしまうでしょう。そして、親の権力を振りかざしていると、子供は自分の意思を表現するという自由を知らず、ありのままでいることが出来なくなり、萎縮するか、反発するか、しまいには思春期に爆発、といった可能性も無きにしも非ずです。

Nがいけないことをする背景には、色々な気持ち(疲れているだけの場合もありますが)が隠れていることが多いようなので、まずは彼女の言い分をよーく聞いてあげなくてはと思っています。悪いことをした後、あるいはする前に、どうすべきなのか一緒に話あえる関係でいるにはどうしたらいいのだろう。。。そして、怒りの裏に潜んでいるのは悲しみだと聞いたこともありますが、自分自身の気持ちにも向き合ってみる必要があるのかも。。。

なんだか懺悔日記になってしまいましたが、「育児=育自」の道はまだまだなぁ、と感じています。

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「育児」カテゴリの記事

コメント

我が家の長女も、妹が生まれて一時期よりちょっと落ち着いたかなと思ってたのに、この一週間は荒れ模様でした。
今まで簡単にできてたこと、靴を履くとか、そんなことも「できない!できなーい!!!」と喚いて癇癪起こしたり、こっちも頭ごなしに怒鳴りつけることが増え、その度にふて腐れられ余計にイライラし、、、とその繰り返しでした。なんなんだ一体???
きっと構って欲しいんでしょうけど、それはわかっていながらこちらも余裕がないし、そうなると敵はいよいよ荒れるし、あまりのストレスを癒してもらおうと赤ん坊に逃げると、当然ヤツの火に油を注ぐことになるしで、互いに負の相乗効果を出しまくっております。もう泣きそうですよ。。。
「育児」ほど、こんなに思い通りにいかないことってないね。毎日が戦い、今日も「いざ出陣!」です。

投稿: よしこ | 2010年5月19日 (水) 08時44分

今、これ読んでてちょっと涙ぐんでしまいました、、
最近、まさに私とハルの関係が、この負のスパイラルのど真ん中をまっさまに降下中なかんじ、、、
もうすぐ4歳になるのに、なんでおもらしが多いの!?とか、妹をすぐ叩くこととか、
ご飯を遊び食べしたり、反抗したり、、
とにかく一緒にいる間ずっとなにか怒ってる感じで、、
そんなだからか、ハルの反抗が最近いっそう増して、、

これじゃ本当にハルが曲がってしまう、、
イチバン安心するはずの母親のもとが
イチバン怖い場所になってしまう、、って
気付いてるのに全然止まらず、、

しかも、ユウが今一番言葉もでだしたり、
かわいい仕草が多くなり、いろいろできるようになってきて、ついそっちに目がいく自分がいるんです、、
私自身姉として生きてきて、
妹の肩をもつ母親の姿がどれだけ辛い思いさせるか自分が一番わかってるのに
わざとそういう風になるように
怒ってしまったり、
最近、本当に最悪な母親です。

4月、5月と体調不良も続いたり、友人関係で
ひどく裏切られたりしたことがあったり
自分に余裕がもててないのが一番の原因だと
よくわかってるのですが、、、

私はこの4年近く、ちっとも育児も育自もできてなかった。。
ホント、いけんなあ、、、って。。

こんな暗い話をだらだらとすみません、、、

なんか書かせてもらって少し落ちついて
自分を見つめれたような気がします。

投稿: はるみみ | 2010年5月20日 (木) 15時28分

う~~ん、すっごくわかります。
今ではだいぶ落ち着きましたが、また違った反抗期がはじまっています。
「おかーちゃん、笑ってる顔のほうがかわいいよ」と何度言われてきたでしょうか。
しをりが4歳なので、ママ年齢は2歳。
親のほうが成長は遅いと聞きますからね・・・

投稿: たえ | 2010年5月21日 (金) 02時33分

よしこさん、うーむ、同じような状況というだけで、なんだかホッとするというか、救われる気持ちがしています。赤ちゃんに癒されたいという気持ちもよーく分かるなぁ。。。憎まれ口をたたくNと比べると、Lは本当に純真で天使みたいだもの。放ったらかしでも、一人で健気に遊んでいたりしるし。
でもね、NとLが一緒にいるときは、お姉ちゃん優先で遊ぶようにしているの。とは言え、残念ながら、その親心はなかなか伝わらないようで。。。昨日も、一緒にみっちり遊んだ直後に「ヤダヤダー」が始まって、私はほとほとガッカリ。「一緒に楽しい時間を過ごした見返りがこれ?遊んであげたのに」という気持ちがわいてきちゃって。。。。「のに」ではなくて、無条件で愛情をそそいであげなきゃと思っていても、これが本当に難しい。。。
それにしても、幼稚園様様だね。距離を少し置いて深呼吸する時間が出来ると、またNとの関係がうまくいったりするし。まさに、毎日が「出陣」です。

投稿: ハイジ | 2010年5月21日 (金) 21時30分

はるみみさん、同じ姉として育った私、とても共感してしまいました。愛情不足を感じないように、満たされた思いをさせてあげたいとは思っていても、つい逆のことをしていたり。私なんて、「ママ、疲れちゃったよ。Grosspapi&Grossmami(スイスのじいじばあば)のところに行ってくれる?」または、幼稚園に行きたがらないことを知っていて、「幼稚園に行って」と追い出すようなことを言ってしまったり。今は深く後悔しています。娘の言動を注意するならともかく、娘本人を拒絶するようなことを言ってしまって、本当に酷い母親です。先週は、寝顔をみながら、「ごめんね」と毎日つぶやいていました。
とりあえず、怒りのピークは三分程度と聞いたことありますが、ほんの数分、口を閉ざして、クールオフすることを試みようともっています。ちょっと育児の手抜きをする、贅沢をする、友達と発散する、甘いケーキを食べる、週末夫に子供を委ねる、といったことでも、運気が上昇することもありますし。お互い、あまり深刻になり過ぎずに、頑張りましょう!

投稿: ハイジ | 2010年5月21日 (金) 21時31分

たえさん、うむむ、、年齢があがってもやはり反抗期はあるんですね。というか、ますます高度になってくるのでしょうか。「笑ってる顔のほうがかわいいよ」だなんて、いじらしいですね。グッときちゃいますね。
今、冷静になると、3歳児を相手に、何をカッカしているんだろうとバカらしくなっちゃうんですけどね。なんか、その場に居合わせるとどうしても感情に支配されてしまって。。。
たえさんはお若いのにとっても冷静ですよね~。どうやってコントロールされているのかしら。いつか秘訣を教えてくださいね。

投稿: ハイジ | 2010年5月21日 (金) 21時33分

ハイジさん、すっかりご無沙汰してしまってスミマセン。

育児、難しいですよね。ま、細かいところまで思い通りにいくわけないのですが、自分のことを先に考えてしまうとイライラが募ることが多くなりますね。

タイムアウト、クールオフに繋がるか分かりませんが、私もしゅんへの言動の反省からハルが生まれてからは、我が儘を言う場合、よほどのことがない限り「カミナリ」を落とすことなく、逆に「あっ、そう」「じゃあ、そうしよう、そうしよう」と素っ気ない態度で接するようにしています。

でも、これが育児の一番正しい答えではありませんよね。10人いれば10の育児があるでしょう。家庭環境、家族構成、配偶者の関わり、教育観、地域性・・・いろいろな要素が育児に関わりますからね。ハイジさんの育児論も大いに参考にさせて戴いています。こちら側の実践に問題ありかもしれませんが(^^;;

投稿: グリンデル | 2010年5月22日 (土) 13時21分

グリンデルさん、そうなんですよね、結局自分の都合を考えているから、余計にイライラしているのかなって、後で冷静になってみると分かります。そして、自分のエゴが浮き彫りになると、さらに自己嫌悪に陥ったりも。どうしても上の子には「もう大きいんだし、これぐらいは出来るだろう。」と暗黙の期待があるんですよね。それと、「こんなにやってあげているのに。」という親の驕り。これは非常によくないとは思っているのですが、どうしたらその期待や自分のエゴを払拭できるのか、自分に課せられた課題です。
幸い、夫は私のように感情的にはならず、冷静に客観視出来るので、子供は逃げ場があって助かっているのでしょう。そっけない態度、とても大事だと思います。Nの挑発(?)に「まあまあ」と軽くあしらえるぐらいにドッシリとした母になりたいなぁと思っています。

投稿: ハイジ | 2010年5月22日 (土) 21時02分

いや~凄いなぁ~。ハイジさんもよしこさんも、はるみみさんもグリンデルさんも、みんないいお母さん・お父さんだと思う。どんなに大変なときでも、ちゃんと自分を見詰める目と心をもっているから・・。迷いつつ、悩みつつそれでも反抗が成長の過程と捉えて、で~んと構えられるよう、毎日気持ち新たにいざ『出陣』で、頑張ってください。

昔は自分もそうだった?の歌をひとつ・・・

見覚えのある石投げる反抗期

投稿: rosemary | 2010年5月23日 (日) 04時47分

rosemaryさん、まったくもって、世の中のお父さんとお母さん達は偉いなぁって思います。自分が母となって、初めて育児の辛さを知りました。自分の親も、完全とは程遠いけれど、当時は親なりに一生懸命育ててくれたんだろうなぁということが分かりました。Nの反抗する様子を見ていると、幼き頃の自分と自分の親の関係がいやおうなしに思い出されます。これまでは、ただ睡眠不足との戦い、体力勝負の部分がありましたが、これからは精神面でより鍛えられそうです。

投稿: ハイジ | 2010年5月24日 (月) 12時57分

私と実菜の関係がまさしく書かれているような感じです。私も母親としてまったく自身がなくなるときがたくさんありまして。将来のことにも大きな不安を感じて。
ハイジさん、同じ思いを文にしてくれてありがとうございました。

投稿: SAHARU | 2010年5月25日 (火) 14時49分

SAHARUさん、育児は悩みが尽きませんよね。。。最近は「子は親の鏡」という言葉が重くのしかかってきます。自分の親との関係が再び再現されるのだろうかという不安、そして、なんとか防ぎたいと思いつつも行動が伴っていない現状に、情けなくなったり。でも、同じ思いをしている友達がいる、と思うだけでも、少し気が楽になるように思います。SAHARUさんとまたお茶しながら色々と語り合いたいなぁ。。。

投稿: ハイジ | 2010年5月28日 (金) 13時49分

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