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ローテンブルク 中世への旅

20100522_rothenburg

ロマンチック街道のハイライトでもあるRothenburg ob der Tauber(ローテンブルク・オプ・デア・タウバー)。タウバー川上方にあるローテンブルクというのが正式名称のこの街は”中世の宝珠”とも呼ばれています。ニュルンベルクからは車で一時間半弱。

 

20100522_einkaufen

城壁の門をくぐると、そこはもう中世のドイツ。タイムスリップした感覚に陥ります。街並みは市庁舎のあるマルクス広場を中心に、三角屋根の木組みの家々が並びます。石畳の道をゆくと、クリスマスのおもちゃ屋さんやテディベアが店先に並ぶお店など、メルヘンな要素もたっぷり。

 

20100522_lunch

まずは腹ごしらえ。行き当たりばったりで、オープンエアのお店に入り、旬のホワイトアスパラガスを注文。この日は、ヨーロッパ最高の季節の訪れを高らかに告げるような、すがすがしい絶好のお天気でした。それだけでも心が浮き立ちます。

 

20100522_fest

ちょうど、この日は「マイスタートゥルンク」歴史祭りが開催されていました。マイスタートゥルンクとは一気飲みの意。17世紀の宗教戦争(30年戦争)時に、ローテンブルクに攻め入った敵軍のティリー将軍が「約3リットルのワインを一気飲みできる者がいたら、街は破壊しない」という条件を出したのに対し、市長ヌッシュが見事にこれに応じ、ローテンブルクの街が助かったという史実がもとになっています。

 

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この市長ヌッシュの逸話を記念して、毎年この聖霊降誕祭の時期に開催されるこのお祭り。歴史劇を上演したり、衣装を着た人々がパレードを行ったりするのですが、参加者はこの街の市民。一丸となってお祭りの雰囲気を盛り上げています。

  

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議会議員の宴会館にある仕掛時計は、一気飲みの武勇伝に由来したものですが、ティリー将軍とヌッシュ市長の人形が現れ、飲みっぷりを様子を再現してくれるそうです。午前11時~午後3時まで一時間ごと人形が動きます。

 

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子供達が遊べるエリアも設けられていました。昔ながらの遊びでしょうか、インクで木のピースに模様を書きペンダントを作ったり、木製の魚釣りセットで遊んだり、馬に乗ったり。"Kinder Spektakle(子供スペクタクル)"と看板には書いてあり、その割にはショボ目でしたが、Nは楽しんだ模様。幼い子供にとっては、中世の人々の暮らしぶりや衣装などはあまりピンとこないのか、街散策にも飽きてきた頃だったので、こういった「逃げ場」は有難かったです。

  

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ローテンブルクは第二次世界大戦中にアメリカ軍からの爆撃を受け、40%が破壊されたといいます。以降、街は復興をとげ、昔ながらの街並みが忠実に再現されました。きっと、何十年後に再訪しても、この街は何も変わらず、中世の面影を伝え続けるのでしょう。

  

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マイスタートゥルンクを通して、中世の人々の暮らしぶりだけでなく、現在そこに住む街の人たちの表情が見えた分、心に響く、印象深い日帰り旅行となりました。

  

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コメント

外国の新しい地名はなかなか頭に入りませんが、この美しい中世の街の名は是非覚えて置きたいと思います。そこでNちゃんが登場、なぜかアルプスの少女ハイディのロッテンマイヤーさんを口にしていたので語呂を合わせてロッテンブルグ・・ローテンブルグとインプットしました。家から1時間半ですか・・。いいロケーションですね。

そこらそん所のガイドブックより、楽しく読みましたよ。住んでいる人ならではの迫力です。行ってみたくなりました。
外国人の顔って、衣装をまとえば、すぐ中世の人みたいに見えるから不思議です。アップされた写真に見とれてしまいました。

投稿: rosemary | 2010年5月31日 (月) 07時25分

こういう写真見ると、実はドイツにはいまだ
こういう中世の格好した人がいっぱいいるんじゃ・・・と思ってしまいます。
そのいくらい、街の風景にマッチしてますよねw
外国の方が、日本にサムライがいてちょんまげだと思ってたような感覚かしら。。。
馬の乗り方も立派なNちゃん。
どんどん成長してますよねw
うちは一足先に4歳のお祝いを実家で
済ませました。
もう4歳か、、早いですよねw

投稿: はるみみ | 2010年5月31日 (月) 17時26分

rosemaryさん、たしかに、中世の人に見えますね~。衣装をまとった人たちがパレードの合間にビールをグビッとやっていたりする姿をみると、昔も今も変わらずなんだろうなぁと思ったりします。
ニュルンベルクはロマンチック街道には入っていませんが、遠くは無いので、一緒に行けたらいいですね。ドイツ名はとにかく長いので、覚えにくいのですけれど、Nが喜んで教えてくれると思いますよ。

投稿: ハイジ | 2010年6月 1日 (火) 13時42分

はるみみさん、ふふふ、そうですね、サムライにちょんまげ、の感覚でしょうね。
いつもはポニーなのに、今回は本物の馬に乗れたので、Nはとても喜んでいました。一緒に乗ったおじさん、「じゃあね」と言ってNを連れたままどこかへ行ってしまう素振りを見せたのですが、その辺はお愛嬌。私は一瞬ドキリとしてしまいましたが、Nはぜんぜん動じず(鈍感なのかもしれませんが)でした。
ハルちゃんのお誕生日祝い、もうなさったんですね~。おめでとうございます。うちは明日、家族四人でひっそりと楽しくお祝いする予定です。

投稿: ハイジ | 2010年6月 1日 (火) 13時46分

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