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華麗なるドレスデン2

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再び向かったのはツヴィンガー宮殿。

 

アウグスト強王はポーランドの王位も兼任したので、宮殿を建設する際にポーランドの王冠をかたどった門を設置させたそうです。ポーランドの王冠欲しさにカトリックに改宗したなんて、名誉欲が強い証拠か。

 

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ちなみに、こちらが、新市街にあるアウグスト強王の騎馬像(Goldener Reiter)。金ピカです。幼い頃からライオンのミルクを飲んで育ち、実子は360人以上だとか。大空襲の後、瓦礫の中に埋まったものの、奇跡的に原型をとどめたまま発見されたとか。まさに強王。

 

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さて、ツヴィンガーへ行った目的ですが、アルテ・マイスター絵画館(Alte Meister)を見るため。現在、ラファエロの「システィーナ・マドンナ」の制作500年記念の展覧会が行われています。聖母が現代の基準からしても美人であること、そして、絵の下方に描かれている二人の天使は、あちこちでモチーフとして使われている有名な天使なので、それだけでも見る価値あり、でした。他、収蔵されているのは、フェルメール、デューラー、ボティチェリ、ルーベンスなどヨーロッパを代表する画家たちの膨大な作品がズラリ。目の保養を通り越して、目が疲れました。

 

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ツヴィンガー宮殿の中庭に出て一呼吸。明るい陽射しが、どっぷり絵画に浸かった後の私を現実に呼び戻してくれます。

 

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立宮殿内にはマイセン博物館もあり、惹きつけられたものの、消化不良を起こしそうなので、そのまま宮殿をあとにしました。

 

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中央駅からのびるプラガー通り(Prager Strasse)。ドレスデン、ショッピング街もなかなか充実しているようです。

 

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ドレスデンのトラムは黄色が基本。

 

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アンペルマン、発見。旧東ドイツですからね。アンペルフラウもあるそうですが、見かけませんでした。

 

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時折りパカパカと音が聞こえますが、観光馬車も市内を走っています。

 

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街角の大道芸人も通りゆく人を楽しませてくれています。

 

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DDRの名残といった建物も時々見かけました。ここは、文化会館(Kulturpalast)で、コンサートホールやレストランが入った多目的ホールとして今も使われているようです。ビルに掲げられた絵は「Der Weg der roten Fahne」、つまり「赤旗の道」。社会主義思想に満ちた絵です。
「Goodbye Lenin!」という映画にもありましたが、DDRノスタルジーは、市民の中にまだ少なからず残っているのでしょう。自分も歳をとったせいか、アイデンティティーやイデオロギーを変えるは、大変だっただろうなぁと思いめぐらせてしまいます。

 

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最終日の三日目。朝は、前日と同じ、エルベ川沿いのカフェで。目の前で奏でてくれるアコーディオンの調べ付きで。

 

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アルテ・マイスターに次いで、この日はノイエ・マイスター絵画館(Neue Meister)へ。アルベリティヌム宮殿(Albertinum)内にあります。19、20世紀ドイツの絵画が中心ですが、他にドガ、モネ、マネ、ゴッホ、ゴーギャン等、ロマン派から印象派も展示されています。人気は、アルテ・マイスターに集まっているようですが、ノイエ・マイスターも圧巻でした。

 

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そして、いよいよ出発の時間。名残惜しく、記念にハガキや絵を買ってみたり。

 

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ドレスデン、想像以上に見応えのある街でした。こう書いているうちに、また行きたくなってしまうほど。。。緑の丸天井(Historisches Grünes Gewölbe)の緑のダイヤも、市庁舎の塔にある「美徳(Güte)」の像も、まだ見ていませんでしたが、次回の楽しみにとっておきます。

 

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おまけですが、帰り路、ラーデボイルという街に寄り路をして、Karl May(カール・マイ)の博物館に行ってきました。マイは、ドイツの作家の中で、もっとも広く読まれている冒険小説家です。ヘルマン・ヘッセやアインシュタインも愛読したとか。義母と夫も、全巻読み耽ったという、正真正銘のファン。私の方は、ヴィネトゥ(Winnetou)の映画とアイス(!)しか知りません。
驚くのが、カール・マイの小説にはインディアンが登場しますが、マイ自身がアメリカに行ったのは、晩年になってから。ネットも交通手段も未発達だった当時、インディアンやアメリカ西部の様子を細かく記すことが出来たのは、想像力の賜物なのでしょうか。そして、彼の膨大な量の小説にもビックリしますが、直筆の原稿には訂正箇所が殆ど無く、ストーリーがすでにきっちりと頭の中で出来上がっていたことが伺い知れます。カール・マイの旧宅では、書斎やリビング、愛用品なども拝見することが出来ましたが、几帳面な方だったようです。

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コメント

ドレスデンの旅に同行させていただき有難うございます。一枚一枚説明のついた写真を見ていると一緒に旅した気分になりました。(アハハ、安上がりでしょ?)ドレスデンは魅力的な街のようですね。見所満載の旧市街、実際訪ねてみたくありました。

投稿: papaya | 2012年8月15日 (水) 07時05分

papayaさん、長~い旅行記にご同行(?)いただき、ありがとうございました。(笑)
ぜひ一度見てもらいたい街です。いつか一緒に行きましょうね。

投稿: ハイジ | 2012年8月16日 (木) 15時38分

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