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N、一年生になりました

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ランドセルを背負っていざ学校へ!

大きな節目でもある入学式。いや、正確には、こちらでは、入学式といった格式ばったものは無く、「Schulanfang(学校のはじまり、学校初日)」と言うだけで、厳粛さとは程遠い雰囲気でした。とは言え、我が子の晴れ姿に目を細め、健やかにここまで成長してくれたことを感謝する1日となりました。

 

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初日9時。学校に向かうのではなく、まずは教会へ。制服もないので、ワンピースの子がいたり、ジーンズの子がいたりとまさに十人十色です。リュックサックも、手にもったシュールトゥーテ(お楽しみ袋ならぬ筒)も色とりどり。

 

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教会では、神父さんから新一年生に向けたお話、上級生による小劇(そのままの貴方が好きだよ、という感じのテーマ)、学校長からの挨拶がありました。校長先生は、白いチュニックに、大ぶりのネックレスをした、気さくで理知的な女性。「最初は、初めてのことだらけで、期待していたようには上手くいかないこともあるでしょう。でも、きっと最後には上手くいきます。ですから、保護者の方々は、静かにあたたかく見守っていてあげてください。」と締めくくっていました。

 

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集まったのは、新入生とその保護者。親だけでなく、祖父母や名付け親も引き連れている大所帯も多かったです。入学式の後は、家族親戚一同でお祝いするなど、この日は家族行事といった感じなのでしょうか。カメラやビデオを片手に子供を待ち構える姿は、どこの国でも一緒。皆、喜びと期待と緊張が入り混じった面持ちで、会場内は、熱い熱気に包まれました。

 

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教会での礼拝が終わった後は、各家庭ごと学校に移動。(車で5分ほどですが、徒歩ではキツイ距離です。車があるのが大前提のようで。)

 

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学校につくと、生徒は各教室に分かれて、先生の指示に従います。先生は、ジーンズとデッキシューズにジャケットを軽快に着こなした、評判の良い女性のベテラン先生。こちらでは、生徒だけでなく、先生と保護者も目と目をあわせて握手をすることから始まります。

 

 

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Nのクラスは混合クラス。つまり、2学年が一緒になったクラスです。ちょっとイタズラ好きそうな2年生の男の子と席が隣り合わせになり、Nは少し困ったような照れたような顔をしていました。

ふたを開けたらわかったことなのですが、同じクラスには幼稚園の友達は一人もいませんでした。その点、Nはちょっと心細いようですが、夫が言うように、じきに新しい友達が出来るでしょう。

 

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この写真は、先生にあてられて、黒板に貼ってある自分のネームプレートを取りに行っているところです。N、緊張気味でしたが、2年生の女の子に、首からかけてもらった時に安著の笑みがこぼれました。その様子を親たちはしっかり見ているんですね。「初日に笑顔がこぼれるなんて。良かったね。」なんて言われました。

 

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その後は、保護者は教室から出て、ホールで待機しました。学童保育(15時まで)に申し込みをしているので、その確認などが行われたり、校舎を見て回ったり、他の保護者と歓談したりしているうちに、1時間が経過。終了時間の11:20には子供達が勢いよく教室から出てきました。

 

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先生と挨拶するN。

 

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いざ帰宅しようかという時。Nも緊張がやや融けて、ホッとした表情を見せてくれました。半日会社を休んで参加した夫も、良い学校で良かったとしみじみと満足げ。

 

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最初の一年間は、私が送り迎えをする予定です。Nのペースだと片道10分。(学童保育の場所からは15分。)学校であったことをおしゃべりしながらだと、短いくらいの距離です。

 

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早速、宿題も出ました。といっても、自分のシュールトゥーテの模様を描くだけですが。
気になる時間割りも近々に配布します、とのこと。

 

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また、学用品を追加リストがあったので、角のお店にまたひとっ走りしてきました。チェコから亡命した方が経営している小さい文房具を扱うお店なのですが、学校初日、稀に見る大繁盛でしたね。店員さん(家族の一人)にリストを渡せば用意してくれるので、私は子供達のお目付役に徹することが出来るんです。

 

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Lにも小さなシュールトゥーテを用意しました。中に入っていたダッシュ(トーマスの友達)をこの日は肌身離さずの喜び様でした。

 

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グミごときで、いちいち喜ぶんですからね。Nは好みもハッキリしてきて、服選びなどもなかなか難しくなってきましたが(学校初日の服もNが選びました)、Lはまだその点、単純です。


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こんな風に、ゆる~いスタートをきった小学校生活ですが、ずっと悠長に過ごせる訳ではないようです。ドイツの小学校は4年間。その後は、家庭の考え方や、成績(授業への参加度合や試験の結果)をもとに、次の学校(大学進学向けの9年間のギムナジウム、中級技術者向けの6年制レアルシューレ、職人や専門労働者を目指す5年制ハウプトシューレ)が決まります。10歳で進路を決めるのは無理が、、、と思ってしまうのですが、早い段階で能力別に分かれる進路重視型の教育システムだからこそ、本人の意欲や自主性が育っていくことが求められるとも言えそうです。

 

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N、帰宅した後は、「Alle Kinder Lernen Lesen」の歌をずっと口すさんでいました。「どうだった?」と尋ねると、Nは「楽しかった!」と言うものの、夜にはちょっとお疲れの様子でした。「朝起きてから色々やったから、何したのか忘れちゃった。目が疲れたなー。早くゴロンとしたい。」と珍しく弱気。小さい頭とフル回転させて頑張っているのでしょうね。

 

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こちらの新学期は、子供の負担を軽減するべく、木曜日にスタートすることが多いそうです。スローペースのスタートとは言え、初日、二日目はどうしても緊張気味で、疲れが出やすいですからね。我が家も、週末にかけてゆっくり休養します。

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コメント

Nちゃんのご入学おめでとうございます。
髪の毛をバッサリ切ったせいか、急に大人っぽく見えました。しばらく慣れるまで親子で大変でしょうが、頑張ってくださいね。


投稿: mihoko | 2012年9月15日 (土) 16時48分

入学式は矢張り、人生の大きな節目なんでしょうね。両親、祖父母、ゴッドマザーにゴッドファザー総出で臨む入学式の様子を聞くと、日本のように格式ばらなくても、「さぁ!いよいよだ~。」という感じがしてきます。Nちゃんの新1年生、おめでとうございます。大きなリックをしょって、学校に行く姿は、こないだまでの女の子を卒業して、すでに少女の雰囲気をかもし出していますね。学校生活、これからいろいろなことを経験するのでしょうね。校長先生のお話、上級生の寸劇のテーマなど新入生を温かく迎える配慮を感じ嬉しくなりました。聞き慣れないシュールトゥーテもその一環なのでしょうか?
日本の学校の制度と随分違っているので、驚きながらも、興味津々です。

木曜日の入学式も子供への気配りが行き届いていると感じました。Nちゃんにとってもハイジさんにとってもすべてが新しいこと尽くめ、きっと気疲れしたことでしょう。週末、ゆっくり休んでくださいね。

投稿: papaya | 2012年9月16日 (日) 05時01分

Nちゃんの小学校ご入学、おめでとうございます!! なんだか、一気に大人っぽくなったような感じがしました。 ママとの学校までの往復も、Nちゃんにはうれしい時間になると思います。 
本当におめでとうございます!
週末はのんびり過ごしてくださいね。 

投稿: みえこっち | 2012年9月16日 (日) 09時47分

Nちゃんの入学おめでとうございます。大人っぽいシックなお洋服を着て、髪型も変わって、本当に大人っぽさが漂います。表情がいつもの笑顔いっぱいではなく、少し緊張気味なのでなおそう見えるのでしょうね。

まず教会へとか混合クラスとか、いろいろな違いが面白いです。日本の場合「複式学級」は僻地だけですよね。入学が早いから低学年だけの配慮なのでしょうか。それとももっと上の学年も教育的視点があってそうなのでしょうか…

いろいろな違いがこれからも登場しそうですね。孫育て?の参考になることがたくさんあり、ハイジさんのブログを見る楽しみが大きくなりました。これからものぞかせてくださいね!

投稿: すーさん | 2012年9月16日 (日) 12時45分

mihokoさん、早速のメッセージ、どうも有難うございます!そうですね、まだ慣れるまで時間がかかりそうです。先ほどは19時からの保護者会に参加してきました。自己紹介から始まり、時間割りや宿題について、複式授業の進め方、役員決め、今後の予定などなど色々な話があり、頭の中がパンク状態です。日本とはまた勝手が違うので、そんな違いも楽しみながらこなしていこう、とは思っているのですが、まだそんな余裕はないですねぇ。ふぅっ。
とは言え、mihokoさんはもう既に通った道なんですよね。私も頑張らなくっちゃ、と思います。

投稿: ハイジ | 2012年9月18日 (火) 21時34分

papayaさん、本当に、入学式はあたたかい雰囲気でした。合唱もしたのですが、「大きかろうが、小さかろうが、鼻が曲がっていようが、まっすぐだろうが、神様はみんなのことが好き。」みたいな内容で、クスッと笑ってしまいました。
ところで、シュールトューテは、毎日学校には持っていかず、この日だけの福袋といった感じなんです。お役目を果たしたシュールトューテは、捨てるにも捨てきれず、地下に仕舞っておくことにします。(家のオーナーの子供達が使ったと思われるシュールトューテも保管されていました。)

投稿: ハイジ | 2012年9月18日 (火) 21時40分

みえこっちさん、どうも有難うございます。気が付けば、Nがお腹の中にいたときから、見守って下さっているんですものね。いつも子供たちのためにまで気の利いたプレゼントを下さったり、Nの失態を笑い飛ばしてくれたり、そんなみえっこちさんからのお祝いのメッセージ、心に沁みました。
週末は良い気分転換が出来ました。週が明けてからは、またバタバタしていますが、そろそろ自由になった午前中の時間を上手に使わなくっちゃ、と思っています。

投稿: ハイジ | 2012年9月18日 (火) 21時51分

すーさん、メッセージ、どうも有難うございます!まだ緊張感あふれる毎日です。今日は、Nは休憩時間に校庭で遊んでいる時に、お手洗いに行きたくなったけれど、校舎内には入れないし、困っちゃったー、と話してくれました。結局、校庭にもお手洗いがあることが分かったのですが、間一髪という状況だったようで。新入生、色々な所で大変な思いをするようです。
複式学級ですが、1、2年生の複式クラスが二つあります。利点としては、2年生の子が1年生の子に手助けをしたり、相互にいい影響があるとのこと。ドイツ語の授業では、例えば、2年生は文全体を読むところ、1年生は同じ文の中の「M」の字だけを認識する、といった教え方だそうです。出来る子はどんどん先まで学べる自由が与えられるという訳です。先生が言うには、2年生は1年生に追いつかれまいと頑張るし、1年生は2年生に追いつこうと頑張るそうです。3年生以降は、複式は無いのですが、2年生で複式だった子が3年生に上がるときも、全く問題が無い、とそのベテラン教師は話してくれました。実際の複式クラスのメリットは、これから体感していくことになりそうです。
すーさんの鋭いご指摘や疑問、それから、孫育てのエピソードもこれからも楽しみにしていますね。

投稿: ハイジ | 2012年9月18日 (火) 22時11分

Nちゃん、入学おめでとう!!それにしても、同じ欧州といってもイギリスとは全く違うのね。ドイツの方がずっと日本に近い印象がしました。イギリスは入学が1年早く、入学式は全くなかったし、入学も先生の目が行き届くように初登校日が少人数単位でずれているのよ。
Nちゃんに、たくさんの素敵なお友達ができますように!

投稿: kana | 2012年9月20日 (木) 15時47分

kanaちゃん、へ~、イギリスの入学式はまた独特だね。日本の入学式と比べると、ドイツのはかなりドレスダウンした感じだなぁと思っていたけれど、イギリスの方が、さらに上をいく感じだわ。形式より内容重視とも言えそうだけど。
授業の方は、こちらはスローペースで始まっています。毎日、アルファベットの一文字、あるいは数字を一つ学ぶぐらいで、宿題も色塗りが中心だったりするの。たしかkanaちゃんが見せてくれたイギリスの小学校の宿題がなかなか手ごわくって、ビックリした記憶があるけれど、同じ欧州といえど、大分違うんだね~。
Tちゃんも早くいい友達が出来るといいね!

投稿: ハイジ | 2012年9月23日 (日) 22時30分

遅ればせながら、ご入学おめでとうございます!
なんだか一気に表情もお姉さんになって、腕時計も様になってますw
ハルはまだ時計の見方を勉強途中ですー

それにしても、小学校、4年間でその後また
大きな人生の岐路に立つとのこと。
びっくりしました!
お国が違えば・・・ですね。

ハルも最近やっとランドセルを買い、急にやる気がでてきたのか、日々算数や書き取りに意欲的ですw
いつまで続くか・・・(#^.^#)

ハルが4年生になる頃には、Nちゃんはまた
新たなスタートを切っているんですね(*´∀`*)

これからもますます成長が楽しみです!

投稿: はるみみ | 2012年10月 4日 (木) 12時51分

はるみみさん、ありがとうございます。一足先に入学しいました。小学校は、刺激も多くて、幼稚園よりずっと楽しいと言っているので、きっと、心身ともにすっかりお姉ちゃんらしくなったハルちゃんも、きっと小学校生活を楽しめるだろうなって思います。
腕時計、よく気が付かれましたね~。これは機内で退屈しのぎに(?)10ユーロそこらで買ったアナログ時計なのですが、ちゃんと何分かが分かるように小さく数字が書かれていて、「今は10時40分だ。」などと見て確認出来るようになっています。そのせいか、大分読み方が分かってきたようです。なかなか良い買い物でした。
ホント、お互いの成長、楽しみですね。

投稿: ハイジ | 2012年10月 4日 (木) 23時59分

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