« 大胆不敵? | トップページ | 11月のとある週末 »

親子ワークショップ

Miso_7
「日本のおふくろの味 みそ汁を知ろう、作ろう、食べよう」。

 

Miso_3
昨年秋から継承語の勉強会に参加していますが、二言語教育において成果をあげているというプロジェクト学習に取り組んでみました。

 

Miso_11_2
プロジェクト学習とは、児童自ら興味や関心のある事柄を取り上げ、そのテーマに関する情報収集や考察、レポート作成や発表を行う教育方法のことです。先生が教える教科を受動的に習う学習方法とは異なり、児童は自発的に動く必要があり、主体性・思考力・実行力・表現力などが求められます。


また、海外在住者にとっては大事なことですが、算数・理科・社会などの要素も取り入れながら日本語学習を効果的に進めることが出来るというメリットもあります。

 

Miso_1

 

今回、親子ワークショップと称して、プロジェクト学習の題材に取り上げたのは「お味噌汁」。「食」は子供達にとってとっつきやすいですからね。「おみそ汁」を切り口として、「だし」「大豆」「一汁山菜」「味噌を使った料理」「地産地消」「お箸の正しい使い方」といったテーマを参加者それぞれが設定しました。

   
参加者は、年中さんから小学生5年生までの13人
ということで、年齢幅が広かったため、それぞれがテーマを選択しやすいのは、大事な条件だったのかと思います。

 

 

 

Miso_13
Nは簡単そうなテーマということで、「ご飯・みそ汁が出てくる絵本の紹介」という課題を選びました。自宅にある絵本の中で、おみそ汁が描かれている絵本を数冊探し出し、それを一枚の紙にまとめました。

   
  
と言っても、まだ文章をまとめあげたり、組み立てたりするのは難しいので、Nの気持ちを害さない程度に、誘導してあげながら。どれぐらいの頻度でおみそ汁を飲んでいるかなど、一緒に検索してみたりもしました。
(6割り以上の人が週に4回以上おみそ汁を飲んでいるそうです。) 

 

この調べ学習を通して、日本人の食卓に頻繁に登場するおみそ汁は、暮らしに根付いた食べ物であることを改めて認識してくれたのでは、と思っています。  

 

※上の作文は、調べ学習とは別に、自由におみそ汁について書かせたものです。親がノータッチの方が、彼女らしい活き活きとした文章に仕上がるような気もします。(お箸の並べ方が違いますねぇ、今、気が付きました。)

 

 

P1040956_2
実際の発表ですが、持ち時間1~3分で、各自が発表しました。Nは、訳もわからずに突っ切った感はありますが、よく頑張りました!(私は手助けし過ぎだったかと後々反省。。。) 少し恥ずかしがってしまい、いつもの声でなかったのは、残念ではあるけれど、友達が撮ってくれた写真を見ると、笑顔も出ていて楽しそうに発表していました。
  
人前で発表するのは場数を踏めば踏むほど上手になると思いますし、友達の発表を聞くのも刺激になりますし、とても貴重な経験だったと思っています。

 

Miso_9

発表の後は、子供たちお待ちかねの実習に移りました。だしを取るところから始める、本格的なおみそ汁作りです。4班に分かれて、それぞれが、具材の違う種類のおみそ汁を作ります。それはもうワイワイガヤガヤと、賑やかでしたよ。子供たちが野菜を真剣に切るまなざしや、おそるおそるお鍋を覗き込む様子や、黙々と食べる姿が、目に焼き付いています。Nも「おうちのおみそ汁よりずっと美味しい!」と自分たちで作ったおみそ汁に大満足の様子でした。

 

Miso_6
今、振り返ってみても、実に有意義な時間だったと感じています。企画・実行にうつしてくれたYさんをはじめ、アイディアを出してくれた方々、当日子供向けに説明をしてくれた方々、食材や器材を持ち込んだり、子供たちに手を差し伸べてくれた方々、どうも有難うございました。

 

 

Miso_4

 

会場となったCulturladen。

 

 

Miso_8
「昆布から旨味が出ているよ~。」「ほんとだ~。」

 

 

Miso_2_2
出来上がりのおみそ汁。切り方はまちまちですが、それまたいい味わいを出しています。

 

 

Miso_10

 

お料理の先生による差し入れ、だしから炊いたオニギリです。頬張ると、おみそ汁同様、日本人で良かったなぁと感じる瞬間。

  
   

 

 

Miso_5_2

 

母が送ってくれた本節、子供たちが袋の上から触って感触を確かめていました。

 

 

|

« 大胆不敵? | トップページ | 11月のとある週末 »

「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

継承語」カテゴリの記事

「育児」カテゴリの記事

コメント

9時の準備開始から始まって、12時30分片付けて引き上げる、という本日のスケジュールを見て感じたことは、一つ一つが微にいり細にわたって「手作り」を感じました。味噌汁つくりの手順もダシをとるところから始まって包丁を使うのも子供参加、素晴らしいと思います。日本の伝統食の味噌汁を丁寧に教える親の意気込みに感動しましたよ。
Nちゃんの作文にはビックリ。日本語も絵も上手ですね。笑えるのは玉ねぎは嫌いです!のエクスクラメーションマーク。よほど玉ねぎ嫌いを強調したかったのでしょう。味噌汁の具に玉ねぎが好きになるには20年早い・・かも。私も子供のころ嫌いでした。そうそうもう一つ笑えたのは、片付けて引き上げるの表現です。解散と書きたいでしょうが子供に分かりやすい言い方ですね。(差し入れの)おにぎりに味噌汁、最高のご馳走です!ご苦労様でした!

投稿: papaya | 2012年11月25日 (日) 12時57分

はじめまして、こんばんは。いつも楽しく読ませてもらっています。
現在、教育学部で日本語学を勉強しており、2年後にエアランゲンに留学を予定しているので、ドイツでの暮らしやお子さんの日本語のお話など、どの日記もとても興味深いです。
これからも楽しみにしていますね。

投稿: あかね | 2012年11月25日 (日) 13時04分

ドイツではこのような教育をされる団体が
あるのですね。
実践形式のワークショップは子供にとっては
一番理解が伝わる形式ですね。
素晴らしい取り組みだと思います。
出汁から炊いたおにぎり、思わず私も食べたくなりました。
そして、お母様から届けられた鰹節。
鰹節削り、懐かしいです。
シャカシャカというあの削る音と香り・・・
子供の頃を思い出しました。

投稿: グリンデル | 2012年11月25日 (日) 18時09分

ステキなワークショップですね!
自分達で作ったお味噌汁、それはそれは美味しかったでしょうね。
 「大豆から、豆腐・納豆・醤油・味噌ができます」とNちゃんが言っているので、今度は是非味噌造りに挑戦してみてください。
わたしも何度か造りました。とても簡単で楽しいですよ~。

追伸☆
我が家で、イモリを飼いはじめました。
とってもかわいいですよ。FBに写真を載せたので、時間がある時に良かったら見て下さいね。

投稿: mihoko | 2012年11月27日 (火) 06時57分

papayaさん、そうですね、まさに手作り感あふれるイベントでした。オーガナイザーのYさんが企画・人集め・調整などあれこれ手を尽くしてくれました。このスケジュール表も、Yさん作です。「引き上げる」とは確かに感情も少しだけ入っているかもしれませんね。
Nの作文、上手になってきたでしょう?この作文は、「おみそ汁について何でもいいから書いてみて。」と指示したもので、私は全く手を差し伸べませんでした。玉ねぎにはまいりまたけどね。私としては、少しでも栄養をと思って、こちらでも安く買える常備野菜をたっぷり入れてしまうのですが、玉ねぎは控え目にしましょうかね。甘味がでて美味しいと思うようになるのはいつ頃かな。
この日は、Lはパパとお留守番でした。LもN以上におみそ汁は大好き。いつかまたLも一緒に出汁から作ってみたいと思います。

投稿: ハイジ | 2012年11月28日 (水) 09時02分

あかねさん、ご訪問、有難うございます。いつも見てくださっているとのこと、嬉しいです。教育学部で日本語学とは、興味深いですね。私の方が、色々とお話を伺いたいところです。月一ペースで継承語の勉強会に参加しているのですが、海外在住者としての日本語や文化の継承方法(家庭およびコミュニティーで)、バイリンガルがアイデンティティーに及ぼす影響、母国語としての日本語の学び方との比較、などが、これから掘り下げていってみたいテーマです。
エアランゲンは、ほどよくインターナショナルで住みやすいとよく耳にします。まだ先のことですが、有意義な留学になるといいですね。情報交換などしていけたらと願っています。

投稿: ハイジ | 2012年11月28日 (水) 09時04分

グリンデルさん、鰹節を削られたんですね。私も子供のとき、シャカシャカと削るお手伝いをしたものです。(やったやらないは、年代によって、分かれるかもしれませんね。(汗) あいにくここ自宅には鰹節削り器が無いので、ピーラー(かなり邪道!)を使ってみましたが、それなりに削れます。必要な分だけ削れるのは便利かもしれません。
そういえば、小学生の時に、家庭科の授業でおみそ汁を作ったことがあるのですが、なんとなく手順など覚えているんですよね。Nも、なんとなくでもいいので、思い出として残ってくれるといいなと思っています。
ちなみに、これは有志による集まりなんです。それぞれが、器材や食材を持ち込みました。志を同じくする日本人が周りにいるって、有難いことですね。

投稿: ハイジ | 2012年11月28日 (水) 09時06分

mihokoさん、さすがですね、お味噌まで手作りしてみたなんて。こちらで糠を漬けている友達はいますが、まだ味噌作りに挑戦している人は知りません。なんとなく敷居が高い気がしていたのですが、ちょっとネットで作り方を検索してみますね。あ、でも、私は日本で買ってきた納豆作り用の保温器をまだ試していなかったのでした。まずは、そちらからかな。。。
わ~、イモリですか。両親がフロリダのボカラトンに赴任していたのですが、時々両親を訪れた時にビックリしたのがイモリの多さでした。道端にも沢山いて、踏まないように歩くのが大変なほどでした。でも、無害だし、よく見ると、可愛い形をしていますよね。アボリジニの絵に出てくるイモリ(ん?トカゲだったかな?)も愛嬌がありますね。 のちほどFBの方へお邪魔しまーす。

投稿: ハイジ | 2012年11月28日 (水) 09時07分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/252447/47944567

この記事へのトラックバック一覧です: 親子ワークショップ:

« 大胆不敵? | トップページ | 11月のとある週末 »