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待つこと

朝の支度も遅い、食べるのも遅い、宿題にも一時間以上かけ、着替えも歯磨きもだらだらと。。。
 
 
最近のNですが、今しなくてはいけないことを集中してやればいいものを、遊びながらやったり、他のことが気になってそちらを優先したりします。このところ、その傾向が顕著だったので、私は「早く」と急かしてばかりでした。そうすると、Nは怒られるのに慣れてしまうのか私の小言の効力もなく、私自身もせっかちで苛立っている自分に嫌気がさしてしまうという悪循環に。
 
余裕があるときは、「今、何する時間だっけ?」「どうすればいいと思う?」などと穏やかに促すこともありますが、大抵は、「まだ終わってないの?」と責める口調に。特に、兄弟喧嘩の後だったり、立て続けに色々あると、私もつい感情的になってしまいます。。。時々、あえて私が何も言わずに、Nが朝の支度が遅ければ学校に遅刻してしまうということを体験すれば本人も自覚するだろう、と思ったりもするのですが、つい口をはさんでしまうんですよね。。。
子供がきちんと生活習慣を身に着け、自主的にテキパキと動き、ゆくゆくは社会の中でもちゃんとやっていける、自尊心豊な人になって欲しいと思うからこそ、「早く」という言葉が出てしまうのでしょう。。。でも、よくよく考えると、自分の都合から出る言葉なのかもしれないと気が付いて思い悩む訳です。
 
とまぁ、なんだか悶々としていたところ、再び「子どもへのまなざし」(佐々木正美著)を手にとってパラパラと読みはじめました。以前にも読んだことがある育児書なのですが、改めて拾い読みをしてみると、渦中の真っただ中ということもあり、「なるほど、そうかもしれない。」と惹きつけられ、襟元を正されると同時に、気持ちが少し楽になりました。特に刺さった箇所を抜粋。
 
「育児とは待つこと。人間は、かならずよくなる方向に自然に向いている訳で、子どもは子どもなりの素質と個性と能力で、みんな発達していく。育児をするうえでもっとも大切なことは、子どもに生きていくための自信をもたせてあげること。それには子どもにとって、最大のサポーターであり理解者が親なのだということが、子どもにつうじればそれでいいのだ。たいてい、育児がうまくいかない親というのは、自分の希望や欲望のほうが、子どもの期待や希望をこえてしまう場合が多い。」
「育児のもっともたいせつなところは、子どもが失敗したときに、そのときにこそ、親や家族がいちばん頼りになるのだというメッセージを、どう伝えることが出来るかということ。人間は失敗があってこそ、人格に厚みがますのだということを、子どもにどう伝えるかということ。」
「子どもまかせにしてあげるから自律心が育つ。(このときの自律というのは、法律の「律」を書き、自分で物事を決めていくという意味。)子どもの自立というのは、しつけをつうじて育てるのですが、こうしてはいけません、こうしなければいけませんということを、優しく、できるまでくり返しくり返し伝える。失敗すれば、また教え伝える。伝えるところまでがしつけでありまして、いつからできるようになるかは、子どもまかせにしてあげるところに、しつけのいちばん重要な鍵がある。」等々。
 
特に、私が肝に銘じなくてはならないのが、「育児の基本原則は急がないこと」です。教育やしつけは、何度も言い聞かせてあげつつ、それがすぐに実行できるという期待は持たないで、子どもが出来るようになるのをじっと待つことが大事なんだと思います。つい、効率よくやりたいがために、性急に、過度に押し付けてしまうのですが、それだと他律であって、自律心は育たないのでしょう。自律心が育たないどころか、心をも蝕んでいき、極端なこだわりを示したり、自分で自分の衝動をコントロールできなくなってしまうということもあるようですし。。。
 
思うに、こういう時こそ忘れていけないのは子どもの良い面。悪いことが重なると、ついそちらに目が行きがちですが、そういうときこそ、子どもの良いところを見るようにしてあげなくてはなりませんね。元気で生まれてきてくれた日のことを思い出してもいいのかもしれません。また、私自身も、子どもの頃に幾度の失敗を重ねてきた訳ですし、幾度となく両親に同じことを注意されたりしてきました。自分だって欠点だらけなのに、子どもを追い込むようなことはしていけませんね。子供の失敗を「またか」と思っても、いつかは良くなると思って、穏やかに教えつつ、気長に待つしかありません。長期戦ですね。
というわけで、反省の意味も込めて書きました。あとは、自分自身も好きな事でもして気分転換しましょーか。

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「育児」カテゴリの記事

コメント

ハイジさん、今まさに!その本を図書館から借りてきているところです。時々借りて読み、気持ちを修正してもらっています。
子供を信じて待つこと・・育児=育自ですよね。子供と一緒に毎日成長です。
木を見て森を見ず・・森を見て木を見ず!お互い行きましょう!
子供は自然に大切なことを私達に教えてくれますよね。
  

投稿: yellowcow | 2013年2月 8日 (金) 07時05分

確かに、待つ事は寛容と忍耐が要りますよね。おっとりやさんにのんびりやさん、なのに人からせかされたり、指図されたりするのが嫌いな子、私はそういう子でした。思い出します。「食べるのが遅い」と通知表に書いた小学4年の先生を。でも高校生になると遅いどころか「早弁」をしたくらい、その上、この頃せっかちになりました。子供の素質と個性と能力を認めて、褒めて育てる、自信を持たせる、の基本をしっかりおさえておけば、子育ては成功。きっと大丈夫です。ハイジさん、yellowoowさんがバイブルにしている
「子供へのまなざし」私も読んでみようっと・・。

投稿: papaya | 2013年2月12日 (火) 08時32分

yellowcowさん、これ、結構分厚くて、読み応えのある本ですよね。私は、気になる項目のところを、拾い読みしています。読む度に、うーむと唸っていますが、でも、実践に移すとなるとなかなか。。。上手くいかないなぁと落ち込むこともありますが、人間だものと開き直りつつ、反省も少しして、また新しい日を迎える、という繰り返しです。本当に、育児=育自分ですね、お互いに頑張りましょうね。

投稿: ハイジ | 2013年2月17日 (日) 14時20分

papayaさん、子供本来の力を信じて、待つしかないんでしょうね。私も少しNに期待をし過ぎていたかもしれないと、最近、義理の両親との話し合いの中で気が付きました。朝の準備にしても、自分で時間を気にして、時計の時間に添って朝ごはんを食べたり、歯磨きをしたりしてほしいと思っていましたが、まだ一年生ですものね。もしかして、Nがダラダラやるのは、私があまりにも時間厳守でちゃきちゃきすることに対する反発なのかもしれないと思うようになり、自分自身も緩めないとと思い直しています。

投稿: ハイジ | 2013年2月17日 (日) 14時28分

ああ、、、私もいつもいつも
はやく!何度言えばわかるの!?
この前も言ったよね、 これしたら
次はなんだった!? 毎日言わないと
わかんないの??
と、責め立てるばかり、、、

入学を控えて、早く準備できるように、と
ついつい口出ししすぎて、、、

最近はゆうにまでいろいろ言ってしまい、
ゆうは私に怒られ慣れてなかったから
ちょっとしたことで萎縮しちゃってるような、、、
忙しい、きついを言い訳につい
上の子にいろいろ求めすぎてしまってるのは
十分にわかってるけど、
気づいたら口走ってしまってます、、、


この本、読んでみようかな、、

投稿: はるみみ | 2013年2月25日 (月) 16時43分

はるみみさん、そうなんですよね、、、上の子にはどうしても期待してしまうというか、色々と求めてしまって。入学前だと、余計に身の回りのことはちゃんと出来るようにさせたいという気持ちが強くなりますよね。私なんて、今だに「小学生なんだから」「お姉ちゃんでしょ。」などと口走ってしまっています。。。
ただ、シュクオルに滞在中、義父と夫と三人で夜遅くまで育児談議に明け暮れたことがあったのですが、その時に、私がいかに求めすぎているのかが分かり、目が覚める思いでした。義父によると、Nがたまにむずかって泣いたり、集中力散漫な風であったり、ノロノロとしか動けない様子であったりするのは、圧力をかけられていることに対する無意識の抵抗でないのか、とのこと。休暇中は必然的に、その後も私はあえてNに対し手綱を緩めているのですが、Nのノノロが少し改善されたような気もしています。
ハルちゃんの入学、もうじきですね!晴れ姿が楽しみです。

投稿: ハイジ | 2013年2月25日 (月) 22時09分

確かに、、かなり求めすぎてます。私、、
実際、ハルがいろいろとよくやってくれるんです。 ちょっと親ばかな話に聞こえるかもですが、そういうのはなく、

夜中に何度か起きてミルクやらおむつやら、最近はよく吐いたりがあったので慢性的に寝不足で、朝一度起きて、ごはんの用意だけしたら、私はまた布団に入って寝るんです(^^;)
はるに、ゆうちゃんとご飯たべて幼稚園の準備まで全部したらTV見ていいよ、って言って。

で、起きるのが6時から7時くらい。 幼稚園バスが9時半なのでたっぷり時間があるのと、最近はお手伝いしっかりできたら10円あげるっていうのもあって、私が寝てる間に
洗濯もの畳んで、しまってきてくれたり、じゅうたんをしっかりローラーかけてくれたり、あいだいが起きてしまってても ミルクあげて遊んでくれてたり、でずいぶん助かってるんです。

それは普通に考えたら、6歳のこががんばってよくやってくれてることなのに、
私ときたら、ついそれに甘え、だんだん当たり前になり、たまに洗濯ものを投げて遊んでたりしただけで激しく怒ってしまったり、、

とにかく、私がよくないって十分にわかってはいるんですが、一度イラッとしてしまうと
自分でコントロールできないくらい
激高してしまう、、、
最近ホントそういうことが増えてしまって、
反省しつつも また。。のくりかえし。

昨日さっそく佐々木正美さんのHP見ました。

今のままじゃ、はるたちの情緒、社会性の発達にいい影響は与えない、
子供は信頼できる人を尊敬する、など
学ぶべきことがたくさんありました。

今日は少しいつもより怒らずにいれたように思います。
日々の疲れを言い訳に母親業を怠ったり
子供に頼りすぎたりしないよう
もう少し自分がしっかり立たないと!と
改めて考えさせられました。

入学までにハルの気持ちを楽に、お母さんはちゃんとあなたを信頼してるし 失敗しても
そのときはちゃんと支えてあげる、っていうことを触れ合いながら伝えていけたら、、と思います。

長々すみません。

投稿: はるみみ | 2013年2月26日 (火) 14時16分

はるみみさん、ハルちゃんの献身ぶりに涙出ちゃいそうです。お皿洗いも手伝ってくれるんですよね。本当にすごいです。きっとお母さんが大変だということを分かっているから、お母さんが大好きだからなんでしょうね。我が家はお手伝いといえば、リビングのお片付けとお皿並べと食洗機で洗い終わったカトラリーを片づけるぐらい。洗濯ものも、手早く出来るからという理由で私がやってしまっています。お手伝いは、自主性を育てるにも、責任を持たせるにも、家族の一員としての自覚を高めるためにも、とてもいいことだってわかっているのに、私がつい手を出しちゃうんですよねぇ。子供にやらせる、って実は忍耐のいることだと思うのですが、それをやらせざるを得ない状況であるにしても、はるみみさんがやらせてあげているってことは、見習うべきだと思っています。

早起きもいいことですよね。我が家も、6時に起きて、7時40分に家を出る感じですが 7時に起きたときは、「早く!」「早く!」のオンパレードで、親子ともどもゼイゼイしていました。それにしても、朝ごはんだけ準備してあとは自分たちで、ってハルちゃんもユウちゃんもすばらしい!逞しく、かしこく、優しく育っているなぁと感心します。

「子どもは信頼できる人を尊敬する」って、確かにそうですよね。子供だって一人の人格をもった尊厳ある人間なんですよね。つい、自分の管理すべき所有物みたいに錯覚していないか、自分のルールに乗せようと躍起になっていないか、をちょくちょく反省しなければと思っています。相手を信頼してこそ、信頼してもらえるようになりますものね。なんて言いつつも、我が家の場合、現実はなかなか。。。毎日が自分との勝負です。

投稿: ハイジ | 2013年2月28日 (木) 13時47分

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